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平成13年9月22日 真鶴・福浦港

前日の天気予報では、北東の風10m、波高1.5mとひょっとすると竿を出せない可能性もありましたが、
風裏にあたる福浦港では、微風・ベタ凪という信じられないコンディションでした。
しかし凪が良すぎたせいで、型は上がらず、またもやコッパの嵐になりました。
でもまあ前日は竿を出さずに帰ることも覚悟していただけに、釣りができただけでも
良かったと思っておきましょう。

ところで、コッパといっても一月前よりずいぶんサイズアップするようになってきました。
一月前は最大20cmだったものが、今回は24cmも出るようになりました。
まあ保育園から小学校になった程度ですが、これからの秋磯が楽しみになってきました。

真鶴・福浦港全景
空はどんよりしていますが、さすが風裏の福浦は風も波もほとんどありません。
福浦港は岩場に構築されており、全体が好ポイントになります。
特に外側は全体に大型テトラが入れれており、メジナ、カサゴなどの絶好の棲家となっています。
内側には船揚場があり、チョイ投げなどもできますが、底が全体に岩場ですので根掛かりは必至です。
冬場には、アイナメなどの魚影も確認でき、ブラクリなどが楽しめそうです。
真鶴の駅からは徒歩15〜20分ぐらいですが、かなりの距離の坂があり、
まあ朝は下りで苦にはなりませんが、帰りは地獄の上り坂になります。


小堤防
ここも外側にはテトラが入っています。
外海の荒れているときにはこの小堤防が絶好のポイントになります。
水深はそれほどではありませんが、底は岩礁帯で、ある程度起伏があり、魚のつきが良くなってます。


船道周辺
大堤防・小堤防の間の船道も絶好のポイントです。
大堤防側、小堤防側どちらからでも狙えますが、朝・晩は遊漁船の出入りが激しくなりますので
注意が必要となります。


大堤防先端方向
テトラは全体に大型が入っており、足場は決してよくありません。
また、テトラ間の隙間もありますので、道具の落下紛失には充分な注意が必要です。
もちろん、人間の落下にはさらに細心の注意が必要ですが・・・


当日の釣り座
朝は満潮にあたっていたので、高い場所から始めましたが、潮の引き具合に合わせて上下に
移動しやすい場所を選択します。
荷物は当然のことながら、一段高い場所へ置いておきます。


釣座から堤防根元方向、真鶴岬を見る
大堤防根元部分には、岩礁帯が露出しています。
さらにその奥にはダイビングスクールがあり、ダイバーが続々と海に入っていきます。
ですが堤防方向には来ませんので安心です(と思います・・・)。


青物狙いのカゴ師が多い
この時期は、先端沖向きには青物狙いのカゴ師が大挙してやってきます。
当日は天気予報があまりよくなかったので、あまり大勢はいませんでしたが、アジ、ソウダなどを
コンスタントにあげていました。
なぜかヒラメをあげている人もいましたが???です。かかったアジを狙って喰らいついたものでしょうか?


大堤防から小堤防を見る
小堤防の先端部は、岩礁帯の上に乗る形で作られていて、先端から岩場に下りられます。
この船道も良いポイントですが、漁船の出入り時には注意が必要です。


大堤防先端部と湯河原遠景
大堤防先端部の内側半分からはテトラが入れられていません。しかしかなり足場が高い上、
堤防自体が岩礁滞の上に設置されている関係から、足元には大きな岩の張り出しがあり、
見た目ほど良いポイントとはいえません。


釣座近辺
今回は先端部狙いでしたが、青物狙いのカゴ師に占領されていたため、中央部に入りました。
テトラは5mほど先まで入れられており、満潮時には取り込みが難しくなります。
うまくテトラの切れ込みで取り込めるような場所を選択することも重要でしょう。


釣座への入り口
堤防からテトラへ乗り移る際も、場所によって移りやすい場所とそうでない場所があります。
ちょっと探せば比較的入りやすい場所が見つかりますので、あまり無理に飛び移るようなこともありません。
あとはできるだけ間隔の狭い、高低差の少ないテトラを選んで移動していきます。


隣の釣り人
先端方向は青物狙いのカゴ師ばかりですが、逆に根元方向はフカセの上物狙いの釣り師ばかりになります。


漁港内部
真鶴港は遊漁船の基地としても有名で、朝晩にはかなりの数の遊漁船が出入りします。
港の奥には有料駐車場(1000円/1日)がありますが、いつもほとんどいっぱいになっています。


釣座海面
竿一本ほど先までテトラが入っています。
水深二ヒロほどで、先には岩が点在しています。

しかし予報に反してベタベタの凪です。もうちょっと波立っていたほうが・・・


記録更新か!!
ちゃんと口に針掛かりしているのがわかりますか?
このサイズはひょっとすると自己記録更新かもしれません。


なんと9cm
惜しくも自己記録の更新はなりませんでしたが、それにしてもこんな小さいのが、
ちゃんと口に針掛かりしてくるのは不思議なくらいです。

このしばらく後には、これより一回り小さいのが、針を飲み込んできました。
もう驚きの世界です。


サンバソウ12cm
私の初物です。
不思議なもので、なぜか今までお目にかかったことがなかったんですね。ちょっと感激です。

なんか小さいのしか写真に撮ってませんが、それなりのサイズもちゃんと釣ってますよ。
でも写真に撮るほどの獲物は出ませんでした。


12時頃タイコさん、小川さん到着
落とし込み専門のお二人は、テトラ帯を避けて堤防内側で釣り開始。
でも今日は凪が良すぎて、内側は小さいのばかりしか入ってきていないようで・・・


本格的スタイル
東京湾で鍛えられた本格的落とし込み師二人、その技は真鶴で通用するか・・・

それにしてもタイコさんお疲れ気味ですか?
いやいや、夜釣りを専門にしているタイコさんには出撃時間が早すぎたようです。
しかもこの状況で、ちょっと落胆気味でしょうか・・・


堤防内側はやはり状況が良くないようで
コッパ、サンバソウ、ベラ、ネンブツダイ、キタマクラ、正体不明・・・
6目達成もサイズがちょっと・・・
でも勝負はこれから、暗くなってからが本番です。

でも暗くなってからも、ネンブツダイの嵐だと嘆いていました・・・


堤防先端部から湯河原の夜景
日もどっぷりと陰り、夜景がきれいになってきました。

さてタイコさんたちの釣果やいかに・・・

今日の私の釣果は、コッパがほとんど。
でも真夏のときより、サイズが一回り大きくなっていて、最大で24cmと、
25cmを超えるサイズは出ませんでしたが、久々に魚の引きを味わうことができました。
メジナってこんなに引いたんだっけ、なんてなんか情けない感激をしました。
それほど大物から遠ざかってるんですね・・・寂しいです。
もう少しすると待望の秋磯シーズンに突入です。30cmクラスがガンガンあたって来る
あの季節が懐かしいです。